カエルアンコウ

カエルアンコウ

潮吹 ][ 上級

体長 10〜30cm程度
水深 5〜30m程度
生息環境 岩礁やサンゴ礁の根周り
分類 アンコウ目・カエルアンコウ科
カエルアンコウは、厚みのある体と不均一な凹凸が特徴で、海底に溶け込むように擬態する名人です。じっと待ち伏せしている姿は、まるで砂に溶けた岩のように自然で、見つけたときの驚きは格別ですね。体表の色や質感を変える能力により、岩や海藻にそっくりな姿になるので、一瞬「これは魚?」と見間違えてしまうほど自然です。

食べ物

小魚や甲殻類を捕らえ、丸呑みする形で食べます。特にエビやセミエビ、イソメのような小さな生物を食べることが多く、その捕食方法はエスカ(疑似餌)を揺らして獲物を誘い込むトリッキーな戦略です。獲物が油断して近づいた瞬間にパクリと飲み込む姿は本当に驚かされます。

日頃の生活

主に砂地や岩のくぼみにじっとして過ごし、ほとんど動かずにエネルギーを節約しています。胸鰭を使ってほんの少し歩くように移動することはありますが、ほとんどは待機姿勢です。昼間よりも夜に若干活動が増し、移動して餌を探すこともあります。繁殖期にはオス・メスが一時的に接近し放卵放精を行う様子も見られます。

まめ知恵袋

カエルアンコウのエスカは個体差があり、形状や揺れ方で個体識別の手がかりになることもあります。学名や和名の由来も面白く、英名「Frogfish」はその姿から来ています。体表の凹凸と色は環境に適応するため変化しやすく、観察するたびに違った印象を受けることも。

撮影する時のコツ

撮影する時には、周囲とのコントラストを利用して擬態の様子を引き立てると効果的です。真正面・横・斜めと異なる角度から撮影して、表情やエスカの位置の変化を捉えるのがおすすめです。目や口元にピントを合わせ、背景とフォーカス差をつけて立体感を出すとドラマ性が増します。ストロボはやや弱めに調整してエスカのディテールを飛ばさず色を引き出すと美しく写ります。撮影者は静かな動きで近づき、構図に岩や海藻を少し取り入れることで擬態の雰囲気がより印象的になります。

潮吹 ][ 上級
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